筋トレをしている方で、筋トレ後に風邪をひいたり、体調を崩したことがある人はいませんか?
実は、筋トレ直後は、一時的に免疫力が低下することが分かっています。
免疫力が低下する理由
免疫力が低下するのには、色々な理由がありますが、大きく分けて2つの理由が考えられます。
筋トレによるダメージを修復するため
筋トレをすると、筋トレをした部位において、筋繊維が傷付きダメージを追います。
そのダメージを修復するために、体内の白血球がその部位の修復に利用されるため、一時的に免疫力は低下することになります。
一般的に24時間程度で、免疫力は戻るとされていますが、言い換えると、筋トレ直後から24時間は、体調を崩しやすい期間とも言えます。
コルチゾールの影響

筋トレをするということは、肉体的に大きなストレスを与えていることになります。このストレスによって分泌されるホルモンがあるのですが、それがコルチゾールと呼ばれるホルモンです。
別名、「ストレスホルモン」と呼ばれるように、ストレスを感じると良く分泌されるようになります。
コルチゾールは、正常時にも分泌されており、正常な状態であればタンパク質の合成をコントロールしたり、脂肪を分解してエネルギーに変えるなど体にとっては有益なホルモンとして活躍します。
しかし、過度なストレスによって生じるコルチゾールの分泌は、副作用も存在します。
そのコルチゾールの副作用の一つに、白血球の働きを抑える免疫抑制作用があります。
白血球のが減少するということは、免疫力が低下することと同一と考えられるため、結果的に風邪をひきやすくなったり、体調を崩しやすくなったりと、体に変調をきたすようになります。
コルチゾールの詳細については、下記リンクを参考にしてください(^^)
予防法はあるのか?
筋トレをすることによって、免疫力が低下することは分かりましたが、予防法は存在するのでしょうか?
グルタミンを摂取する
グルタミンは、免疫力を向上させる力があり、それだけではなく筋肉疲労の回復を早めてくれるなどの効果があります。
基本的には、体内で合成可能なアミノ酸なのですが、高強度のトレーニングをすると体内での合成が間に合わず不足しがちです。
そこで、サプリメント等を利用し、足りないグルタミンを補給することで、免疫力を維持したまま、筋トレを行うことができます。
また、グルタミンはそれ以外にも、タンパク質の合成を高めてくれたり、成長ホルモンの分泌を促してくれたりと、筋トレをする人にとっては、喜ばしい効能が多々あります。
うがい、手洗いを徹底する

免疫力が低下している時は、体内に細菌が入るだけで風邪をひきやすくなります。
当たり前のことかもしれないですが、体内に細菌を侵入させないためにも、うがいや手洗いなどの予防が効果的になります。
未然に防ぐには、家に帰ったタイミングや食事の前にうがい、手洗いを実践することで、体調の悪化を防ぐことが可能になります。
マスクなども非常に効果的です。
(まとめ)グルタミンを活用!うがい・手洗いの徹底を!
グルタミンを活用するは、筋トレの効果を上げつつ、免疫力の低下を防いでくれるので、非常に有効的な手段と言えるでしょう。
筋肉痛からの早期回復にも役立つため、取り入れて損は無いと思います。
また、当たり前の予防法にはなりますが、うがい・手洗いという方法も、非常に効果的な予防法になります。
実践方法も簡単なので、体調を崩しやすい人は、まず、うがい・手洗いから実践することをお勧め致します。
- 筋トレ直後は、免疫力が低下する
- 免疫力が低下する理由は、筋肉の修復に白血球を利用し、コルチゾールの影響により、白血病の働きが低下するため
- グルタミンを摂取して、筋トレの効率を上げつつ、免疫力の低下を防ごう
- うがい・手洗いをして、体調管理を徹底しよう
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