MLBの”サイン盗み問題”について考える

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雑記

2017年に球団初のワールドシリーズチャンピオンに輝いた「アストロズ」が、相手チームのサインを外野に設置したカメラ等の機器を利用し、不正に取得していた問題で、MLB機構は、アストロズに厳罰を与えました。

アストロズに与えられた厳罰の内容
  • 罰金500万ドル
  • GM&監督の1年間停職
  • 今後2年間のドラフト1位、2位指名権剥奪

アストロズと対戦したのはドジャースでしたが、チームの中には、ダルビッシュ有選手も居て日本でも注目されていました。しかし、ダルビッシュ有選手は第3戦と第7戦に先発するもいずれも不本意な結果に終わってしまいました。

しかし、今回の不正”疑惑”発覚及びMLB機構の処罰の流れから見ても、アストロズがチームとして不正行為を働いていたことは、残念ながらほぼ間違いないでしょう。

その影響を直接受けた可能性も高いダルビッシュ有選手の内心は分かりませんが、モヤモヤしているのでないかと思います…。

サインを盗むこと自体は、罪ではない

どんなスポーツもそうですが、戦う相手の特徴を分析したり、クセを分析することはあるでしょう。

それは、自分たちが勝つ確率を上げる方法であり、特徴を盗めるだけ盗んだ方が有利に試合を運ぶことができるからです。

これは野球も同様で、相手の特徴やクセを分析する事で非常に有利に試合を進めることができます。そのため、昔からサインを盗む行為自体はありました。

そのため、サインを盗む行為自体は罪ではないのです。

今回の事例は、電子機器を利用した”サイン盗み”

今回のアストロズが行った不正行為は、本拠地の外野エリアに高精度のカメラを設置し、そこから見た相手チームのキャッチャーのサインを読み取るというものでした。

まさにハイテク機器を利用した、最新の”サイン盗み”と言う感じがします。

世の中には良いことにそのハイテク技術を利用する人もいれば、今回のように不正行為の道具として利用する人もいるということですね…。

MLBでは試合中の電子機器利用を禁じている

MLBでは、試合中の電子機器の利用を禁じており、全チームに2017年時点で通達がされておりました。ということは、ルール上としてキチンと明記されているのにも関わらず、電子機器を利用した不正行為を働いていたという訳です。

「まず重要なことは、相手捕手のサインを見破ろうとすることは、MLBの規則や規定に違反するものではないと理解しておくことである。しかしながら、MLB規定では試合中に電子機器を使用することは禁じられており、チームを有利にするためにサインを盗んだり情報を伝達したりする目的で、そのような装備を利用してはならないと記されている」

【引用元】 電子機器を使用してのサイン盗みは禁止、MLBがレッドソックスに罰金処分 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

このルールの見方を変えれば、目でサインを盗み、何かしらの動きでバッターやベンチに読み取ったサインを送ることは、黙認しているということです。

昔ながらの方法であれば、サイン盗みも立派な技術であり、頭脳戦なのです。

今後の展開は?

MLB機能が重たい処分を下したことから、もしかすると、球団自体が自主的に調査を実施する可能性もあります。

まだまだ不明確な部分も多い今回のサイン盗み問題ですが、他球団への影響も十分に考えられます。

そうすることで、ファンがMLBに対する不信感を持たないかどうかが心配です。

スポーツはルールがあるからこそ、娯楽として、競技として楽しめるものだと思います。今後、プロ野球選手を目指す子供たちにとっても、良い模範となれるように、しっかりとした調査と処分をして欲しいと思います(^^)

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