成長ホルモンって1度は聞いたことがあると思いますが、その役割をみなさんは知っていますか?
特に、筋トレに励んでいる方は、成長ホルモンの役割を理解することで、より効果的に体の成長を実感できるようになるかもしれません。
成長ホルモンとは?

成長ホルモンは、その名の通り体の成長に作用するホルモンと言われています。10代から20台にかけて多く分泌され、筋肉や内臓などの発達を促す働きをします。
基本的には、10代~20代にかけてピークが訪れて、その後、分泌量は年々低下していきます。
脳下垂前葉のGH分泌細胞から分泌されるホルモンであり、英語ではGrowth Hormone(GH)と表記されます。
成長ホルモンの主な働きは?
成長ホルモンは、筋肉や内臓そして脂肪などの代謝を促進する働きをします。そのため、成長ホルモンが分泌されると、内臓脂肪を付きにくくしてくれたり、体重増加の低減など、生活習慣病を防いでくれる効果があります。
また、たんぱく質の合成を促進してくれる効果もあるため、筋肥大を目的としてトレーニングを積んでいる方には、非常に嬉しい作用をします。
さらに、体のバランスを整える作用もあるため、体調管理においても非常に重要なホルモンと言えるでしょう。
- 代謝を促進する(ダイエット効果)
- 生活習慣病を防いでくれる
- たんぱく質の合成を促進
- 体のバランスを整る
成長ホルモンの分泌を促すには何をしたら良いか?
成長ホルモンの分泌は決まった生活リズムが重要だということが分かっています。
朝方の生活をしている人もいれば、夜型の生活をしている人もいると思いますが、それぞれの生活習慣において、規則正しい生活をすることが成長ホルモンを分泌を促します。
特に、就寝のタイミングと起床のタイミングを規則的にすることが望ましいです。なるべく、決まった時間に寝る準備をするように心がけ、起床時間もできる限り規則的にすることが望ましいでしょう。
また、適度な運動が成長ホルモンの分泌を促すことが分かっています。運動によって発生する「乳酸」が脳下垂体を刺激し、成長ホルモンを分泌しやすくするので、適度な運動は効果的と言えるでしょう。
- 規則正しい生活をする(特に、就寝時間と起床時間に注意)
- 適度な運動をする(乳酸の発生がポイント)
逆にいうと、生活リズムがバラバラの状態だと、成長ホルモンの分泌が妨げられます。
そうすると、代謝が落ち、内臓脂肪が蓄積しやすくなり、生活習慣病のリスクが増加します。
また、ストレスをため込むことによって、成長ホルモンの分泌が妨げられることが分かっています。ストレスによって、コルチゾールと言われるホルモンが増加すると、成長ホルモンの分泌を阻害します。
コルチゾールの過剰分泌を防ぐ方法については、下記リンクを参照してください(^^)
ストレスをいかに無くすかという事も、成長ホルモンの分泌には欠かせないでしょう。
- 生活リズムが不安定
- ストレスの影響(コルチゾールの増大)
規則正しい生活 と 適度な運動が重要!
成長ホルモンは、私たちの身体にとって非常に重要なホルモンであることはわかりました。
生活習慣病の予防や体のバランス調整など、健康管理にも大きな影響を与えています。
何事も規則正しい生活を心がける
当たり前の事ですが、毎日の生活リズムを整えることが、非常に重要です。特に、寝る時間と起きる時間を意識して調節することで、成長ホルモンの分泌が促されるようになるでしょう。
現代社会では、生活リズムが乱れやすい生活をしている人は多いとは思いますが、少しでもリズムを合わせることで、分泌量を増やすことができます。
適度な運動で分泌量をアップ!
適度な運動が成長ホルモンの分泌を促してくれます。
乳酸がキーポイントとなっているので、多少辛い感じるくらいのトレーニング必要ですが、その代わりにホルモンの分泌量が増えることになります。
日頃運動をなかなかできない人も、メリットが多いことが分かったと思いますので、この機会に取り組むのもありかもしれません(^^)
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