ダイエットをすると食事回数を減らしたり、極端な人は食事を抜いたりする人もいます。
でも実際のところ、食事回数を増やした方が痩せるという事実を知らない人が結構います。
食事をすることで、私たちの身体ではどういうことが起こっているのか、そこを理解することで、より効率的にダイエットをすることができます。
食事をすると代謝が上がる
食事をすると、体がポカポカする感覚になる人は多いと思います。実は、あれは食事によって代謝が上がっている証拠でもあるのです。
これを、食べ物による熱効果(Thermic Effect of Food)と言います。別名、 食事誘導性体熱産生(DIT:Diet-Induced Thermogenesis)とも言います。
食事をした後、安静にしていても代謝量が増大すること。
【引用元】 食事誘発性熱産生 / DIT | e-ヘルスネット 情報提供
食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。このため食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えます。この代謝の増加を食事誘発性熱産生(DIT: Diet Induced Thermogenesis)または特異動的作用(SDA: Specific Dynamic Action)といいます。
食事をすることで、代謝が増加し、食事後も一定時間代謝が高まるため、より多く食事をすることで消費カロリーは増加します。
つまり、1回の食事で1,500kcalを摂取するよりも、1回500kcalの食事を3回に分ける方が、痩せやすいと言えます。
総摂取カロリーが同じでも、食事回数を小分けにすることで、消費カロリーが増加するため、結果的によりダイエット効果が高くなるのです。
巷では、○○抜きダイエット言って、朝食や夕食をカットするダイエットが流行っていたりしますが、実際は食事を抜くのではなく、食事をした方が痩せやすくなるのです。
もちろんトータルの摂取カロリーが増えれば太りやすくなることを理解しておいてください。
食事間隔が空くと、次の食事の吸収率が高まる
私たちの身体は、防衛本能が備えられており、空腹状態が長く続くと体は飢餓状態に切り替わります。体が飢餓状態になると、脂肪を蓄えようとします。
これはどういうことかと言うと、空腹状態が続くと、体は、より多くエネルギーを吸収し、さらにそれを体にため込もうとするようになります。
本来は、体温調整などに使われるはずのエネルギーが利用されずに、脂肪として保存しようとするため、ダイエットをしている人達からしてみると、非常に問題のある状態です。
よくダイエットには停滞期と言われる期間がありますが、まさにこの飢餓状態が関係しています。
本来使われるはずのエネルギーを使おうとしないため、消費カロリーが低下するのです。
そのため、この飢餓状態と体に認識させないためにも、食事はできる限りこまめに取った方が、ダイエットとしては成功しやすいと言えます。
3時のおやつも食べ過ぎも良くないですが、体に飢餓状態ではないと認識させる意味では有効と言えます。
まとめ:食事はこまめに取るのが吉!
ダイエットをする人は、食事をカットするのでは無く、少ない量をこまめに取る方が良いことが分かったと思います。
食べないダイエットは辛いですが、こまめに食べて良いなら少しは気が楽になりませんか?
もちろん1日のトータルで食べ過ぎていては意味は有りませんが、食事の回数に制限は無いので、小腹がすいたときには、素直に食べることを心がけてはいかがでしょうか。
みなさんのダイエットが成功することを望んでいます!(^^)
- 食事をすると代謝が良くなる(体がポカポカする)
- 食事後の代謝が良い状態は、しばらく続く
- 食事間隔が長くなると、体の吸収率が上がる(体脂肪を蓄えやすくなる)
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