経済関係の話になると、ちょいちょい聞くキーワードが円安・円高です。
毎回、円安と円高について、理解するのに時間がかかるので、今回は、どうにかして簡単に覚えられないか考えてみたいと思います。
円安・円高の意味は?
まず最初に円安・円高の意味から見ていきましょう。
円高とは、円の他通貨に対する相対的価値、言い換えると、円1単位で交換できる他通貨の単位数が相対的に多い状態のことです。逆に、円安とは、円の他通貨に対する相対的価値(円1単位で交換できる他通貨の単位数)が相対的に少ない状態のことです。
【引用元】円高、円安とは何ですか? : 日本銀行 Bank of Japan
ふむふむ。
超絶簡単に言うと、日本で100円で普段10個買えるものが、他国に行った時に11個以上変える時が円高で、逆に9個以下しか買えない時が円安ってことで良いのかな?
それでも何か分かりにくい…。
例えば、日本人が旅先のハワイで買い物をするため、手元にある1万円をドルに両替するとします。為替相場が1ドル=100円であれば、1万を100で割った100ドルになります。しかし、もし為替相場が1ドル=80円であれば、1万を80で割った125ドルになり、また、1ドル=125円であれば、1万を125で割った80ドルになります。これらを比べると、1ドル=80円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより多くのドルを取得できるので、円高ということになります。逆に、1ドル=125円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより少ないドルしか取得できないので、円安ということになります。
【引用元】円高、円安とは何ですか? : 日本銀行 Bank of Japan
ふむふむ。
さっきよりは具体例が出ているから、少しは理解しやすい。かもしれない…。
つまりは、
為替市場で100円よりも円が低い時が円高(例えば、1ドル=90円)
為替市場で100円よりも円が高い時が円安(例えば、1ドル=110円)
………。
書いてて思ったけど、文字にするとやっぱよく分からん…(´・ω・`)ヨクワカラン
分からなくなる原因は?

これはもう見て分かるように、
円の数字が小さいのに円高
円の数字が大きいのに円安
という相反していることが見た目上起きていることが原因なのは間違いないです。
数字が小さいのに円高って…。
数字が大きいのに円安って…。
こうなるから頭が混乱してしまうのは一目瞭然です。
では、どう理解するか?

ここまで書いてきて思ったのが、理解したと思ってまとめようとすると理解ができないという点です(笑)
何とも難しい円安・円高マジック…。
(円高)1ドル=90円
(通常)1ドル=100円
(円安)1ドル=110円
ん~やっぱり分かり辛い(^^;)
試しに、円とドルの表記を逆にしてみますか。割り算してね。
(円高)1円=0.01111…ドル
(通常)1円=0.01000…ドル
(円安)1円=0.00909…ドル
お!何か文字の意味と数字が合ってきた気がする!試しに100倍してみます。
(円高)100円=1.1111…ドル
(通常)100円=1.0000…ドル
(円安)100円=0.9090…ドル
お~!何か凄い分かりやすくなった気がする!気のせいかもしれないがwww
同じ100円でもより多くのドルを交換できるのが円高で、少ないドルしか交換できない時が円安ってことですね。
何か一番最初で同じようなことを言っていた気がするけど、気にしないことにしようw
メリット・デメリットは?

円高・円安について、前よりは少しは理解出来た気がするので、メリット・デメリットについても調べてみました。
円高:1ドル=90円(100円=1.1111…ドル)※円の価値が上がっている状態
- 輸入がお得
- 輸出は損する
円の価値が上がると、海外でたくさんのドルと交換できるようになります。そうすると、たくさんのドルで多くの物資を購入することができるため、輸入をする際には有利になります。
逆に、円の価値が上がると、同じ1ドルで物を輸出したとしても、日本円に交換した際に得ることができる日本円の量は少なくなります。そのため、輸出は損をします。
円安:1ドル=110円(100円=0.9090…ドル)※円の価値が下がっている状態
- 輸出がお得
- 輸入は損をする
円の価値が下がると、海外ではあまり多くのドルと交換できなくなります。そのため、円高の際と比較すると、購入できる物資の数が減少するため、輸入は損をします。
逆に円の価値が下がると、同じ1ドルで物を輸出したとしても、日本円に交換した際に得ることができる日本円の量は多くなります。そのため、輸出は得をします。
ふむふむ。
最初よりか理解はできるようになった気がする。
まとめ:使わないと時間が経つと忘れる
結局のところ、何でもそうだけど、使わないと忘れてしまうということですね。
私の身の回りでは、仕事・プライベート含めて円安・円高がキーワードとして話の中に出てくることは、ほぼ無いです。
つまりは、使う機会が全くと言ってないのです。
そうなると、得た知識を使える場がないのですから、必然的に頭からは綺麗さっぱり消え去ってしまうのです。
悲しいかな人間の頭は、アウトプットをしない限りは定着しにくい仕組みになっています。
どうしても覚えたければ、明日にでも友人に対して、「円高・円安」の話をぶっこんでやろうかと思います。
ちなみに経済についての勉強はこれがオススメらしい。
株、FX、経済と一通りの話を網羅していてくれるので、経済学の入門編としては、読んでおいて損はないとのこと。漫画なので視覚的にも覚えやすいでしょうしね。
良かったら参考にしてみてください(^^)
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