筋トレ界隈で時々議論になるのが、自重トレーニングの効果についてです。

悩む男性
自重トレは意味ないと言われたけど、本当なのかな…

悩む女性
家でスクワットとかしているけど意味ないのかしら…。
自重トレーニングは無意味という人も居れば、自重トレーニングでも十分なトレーニングになるという人も居て、何を信じて良いか分からなくなっている人も多くいます。
答えから先に言うと、意味あります!
しかし、ウェイトトレーニングと比較すると、効率的ではないというのが答えになります。
自重トレーニングの大きな欠点
自重トレーニングには、大きな欠点が2つあります。
1つ目が、正しいフォームを整えずらいということです。
筋トレにおいてフォームというのは非常に重要で、フォームを崩したまま筋トレをしても効果を上げたい部位に効かせられなかったり、最悪の場合怪我をしてしまう場合があります。
その点、ウェイトトレーニングの1つであるマシンを利用したトレーニングは、ある程度フォームを固めつつ、トレーニングをすることが可能です。さらに、マシントレーニングは稼働範囲が固定されているため、怪我もしずらく、対象筋にも非常に効きやすいので初心者から上級者まで非常にオススメできるトレーニング器具です。
2つ目の欠点が強度に変化を付けづらいということが挙げられます。
人間の身体には、「慣れ」というものが存在します。同じような負荷や同じような強度でトレーニングをしているとある時から成長が止まってしまいます。
ウェイトトレーニングであれば、重量を変更すること等で変化をもたらすことが出来るのですが、自重トレーニングではなかなか変化を付けることが難しいです。
特に男性の方は、目指すべき体形によっては自重トレーニングでは強度が足りずに、身体が慣れてしまうため、成長がビタっ!と止まってしまうことがあります。
効率的なトレーニングをするにあたって、いかに体を慣れさせないかということが重要になってくるのですが、どうしてもウェイトトレーニングと比較すると、自重トレーニングは変化をつけづらいというのが現実問題としてあります。
以上の2点が自重トレーニングの大きな欠点になります。
ただし、あくまでもウェイトトレーニングと比較した場合の話です…。
自重トレーニングでも筋肉は付く(ある一定まで)
上記で欠点を挙げましたが、自重トレーニングでも筋肉はしっかりと付きます。
自重トレーニングが無意味なトレーニングと言われることがありますが、決してそんなことはありません
正しいトレーニングと正しい食事と正しい休養を取ることで、身体はちゃんと変わってきてくれます。
正しいフォームさえマスター出来れば腕立てや腹筋、そして背筋といったトレーニングをするだけでも、ある程度の筋肉を付けることは可能です。
また、最近は自重トレーニングのサポートをする器具も多く発売されています。
それらを上手に活用することで、自重トレの効果を最大限に高めてくれるようになるでしょう。
自重トレーニングに有効な器具
自重トレーニングをする際に効果を高めてくれるトレーニングを紹介します。
◎プッシュアップバー(¥2,000~3,000 前後)
通常の腕立て伏せよりも、より深く体を沈めることができるため、胸筋をより収縮させやすく、筋トレの効果を高めてくれる
◎アブローラー(¥2,000~3,000 前後)
通常の腹筋運動よりも、腹筋を収縮させやすく、さらに強度の調節が伸展する距離によって、容易に調節できるのも吉。
◎懸垂バー(¥3,000~5,000程度)
家の扉や壁に固定するだけで、懸垂運動が可能になる器具です。取り付けも簡単で、チンニング台のように家を占拠することも無いのでお得。挙げることに注力するよりも下げる時に粘ることが重要。
上記のようなツールを利用することで、ただ単に腕立てや腹筋を行うよりも、強度を上げたり、対象筋に効かせやすくなるためオススメです。
自重トレーニングのメリット・デメリットについて
次に自重トレーニングのメリット・デメリットについてですが、主に下記のようなものが挙げられます。
- 自宅で手軽に出来る
- トレーニング器具が安い
- 怪我をしにくい
- 負荷が一定になりやすい
- 強度の調節が難しい
- フォームを固定しにくい
- メニューが単調になりがち
あえてデメリットに注目しますが、やはり強度の調節がしにくい点とフォームを固定しにくい点が大きなデメリットかなと感じます。
ただ、デメリット以上に手軽に筋トレできる点と言うのが、自重トレーニングの大きなメリットでもあるので、自分のライフスタイル等によって選択することをオススメします。
まとめ:決して無意味ではない!
自重トレーニングは決して無意味ではなく、ある程度の筋肉を発達させるには十分なトレーニング方法です。
自宅でも手軽にできますし、外出先でも場所さえ選べばトレーニングすることが可能です。
この手軽さが自重トレーニングの大きなメリットの1つでもあるので、活用しないという選択肢はないと思います。
どうしてもウェイトトレーニングと比較してしまうと欠点が目立ってしまいますが、それでも手軽さと言うのは大きなメリットだと思います。
今では自重トレーニングをサポートしてくる器具も多く販売されています。
そういった器具を上手に利用して、自重トレーニングをしてみてはいかがでしょうか。
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