筋トレをしていると時々聞くのが、「使えない」筋肉という言葉です。
使えない筋肉って何か?
なかなか難しい問題ですが、その問題について、ちょっと考えてみました。
筋肉 = 力の源
見た目の筋肉が力と完全に比例している訳では無いですが、一般的には筋肉量が多いほどパワーがある指標にはなります。
筋骨隆々な人で力が無い人と言うのはあまり見たことないと思いますし、筋肉が無い人がめちゃくちゃ力がある人とというのもあまり見たことが無いと思います。
つまり、筋肉は力があることのバロメーターとして考えて良いわけです。
「力」ということだけ考えれば筋肉は非常に「使える」ものです。
力を発揮する場面は様々 = 筋肉の連動が必要
たった一言、力を発揮すると言っても、その場面は様々です。
引っ越し作業のように重たい荷物を持ち運ぶ場面もあれば、野球のようにバットを利用し遠くにボールを打ち返す場面もあります。
その場面場面に応じて、力の発揮の仕方は大きく異なります。
引っ越しの場面で言えば、単純に荷物を持ち上げ、そして運ぶ力が必要とされますが、野球のバッターの場合は、力が重要な要素ではありますが、力だけでは遠くにボールを打ち返すことはできません。
力をうまくバットに伝えるために、下半身から上半身への連動、そして、ボールをしっかりと捉えるためのバットコントロールが必須となります。
一言で言えば、筋肉の連動性が必要という事です。運動神経とも言えるかもしれません。
単純な筋トレだけでは、連動性は鍛えにくい
スポーツジムにあるようなウェイトトレーニングやマシントレーニングを行えば、筋肉は付き、そして力は発揮できるかもしれないですが、それはあくまでも物を持ち上げたり、押したりする単純な運動の場合だけです。
野球やサッカーのようなスポーツ全般は、単純に力を発揮する場面は少なく、全身を連動させて力を発揮する場面の方が多いです。
ジャンプという一見単純な動作も実は、下半身から上半身へ力を上手に伝えることで、高く飛ぶことが出来ます。言い換えれば、脚をどんなに鍛えても、全身の連動性が低ければ高く飛べないという事です。
つまり、「使える」筋肉にするためには、筋肉を鍛えるだけではなく、目的に応じた効率的な動作を同時に鍛える必要があるというわけです。
「使えない」筋肉にしないためには?
先述した通り、「使える」筋肉にするためには、筋肉の連動性が必要となります。
筋肉の連動性を高めるトレーニングはたくさんありますが、簡単にできるトレーニング法を紹介したいと思います。
ジャンプという行為は、下半身から上半身への力の伝え方が非常に重要になってくる動作です。高さという基準があるため、連動性が高まってきたことが実感できやすい点もオススメです。
野球のキャッチボールは、下半身から上半身、そして指先と、全身の筋肉をくまなく使える点が非常に有能です。可能であれば、両腕でキャッチボールをすることで、バランス良く筋肉の連動性を鍛えることができます。ちなみに大リーガーのダルビッシュ選手は、利き腕とは逆の腕でもキャッチボールができ、変化球も投げれるそうです(^^)
まとめ:色んな運動をしよう!
筋肉の連動性を高めるには、色んな運動を行った方が良いです。
筋力トレーニングだけでは、どうしても鍛えにくい連動性を様々な種目を実践することで、自然と鍛えてくれるようになります。
せっかくの「使える」筋肉を「使えない」筋肉と認定されるのも悔しいですし、筋肉の連動性を意識して「使える」筋肉にしてしまいましょう。
そうすることで、「使える」筋肉へシフトチェンジすることが可能になりますし、筋トレで得た力によって、大きな能力を発揮できるようになります。
「使えない」筋肉を「使える」筋肉にするのも、あなた次第です。
少しでも皆さんの参考になれたら幸いです(^^)
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