超魔術で有名なMr.マリックさんが昨年の2019年12月に、ご自身の公式Twitter上で、運転免許を返納してきたことをツイートしました。
その反響は非常に大きく、1万以上のリツイートと、2万を超えるいいね!がついております。
高齢者の方、返納期がきてます!
— Mr.マリック 公式 (@Mr31481542) December 10, 2019
人に言っている場合ではない。
私もでした。
Mr.マリック#運転免許返納しました#運転経歴証明書#運転免許証に代わる公的な本人確認書類とは知らなかった#そっくり pic.twitter.com/E6eWuQN3vH
年齢的なことを考えると、体力的なものが原因かなと思われましたが、体力的な面以外にも様々な要因があったようです。
現代の車についていけなくなった

Mr.マリックさんが免許を考えるようになった理由は3つほどありそうです。
- 孫に運転を怖がられるようになった
- 自主返納による「運転経歴証明書」の存在をしったため
- 現代の車の進化についていけなくなったため
記事の中で、以下のような言葉がありました。
きっかけは、まだ免許返納が世の中であまり話題になっていない5~6年前ですかね。車検が切れたタイミングで車を変えようかなと思い、最近の車を見たとき、車の様子が全く変わっていたんです。
鍵をさすところがない。クラッチペダルがない。音がしない。私は長らく外車のマニュアル車に乗っていたから、車が進化していく過程を知らないままでした。
【引用元】 Mr.マリックさん、70歳で免許返納 「運転する時の超能力が弱ってくる」(弁護士ドットコム) – Yahoo!ニュース
確かに今の車は、車載されている機器が増えているせいか、車内のボタンも増え、便利な反面、使い方を分からないままだと、不安に感じるようなイメージがあります。
特に、キーレスの車の場合は、長い間キーを差し込んでエンジンを掛けてきた人達から見たら、不安しかないですよね(^^;)
その点については、年齢に関係なく拒否反応を示す人が居ても、おかしくないと思います。
長期的に見れば便利だと分かっていても、変化に対応するのは、体力的に大変だと思います。特に高齢者の方は、その影響を大きく受けると思います。
都会と地方の問題
Mr.マリックさんも記事内で話していたように、都会と地方では、車の必要性の度合いが大きく異なります。
都会では、電車移動やタクシー移動またはバス等の公共交通機関が十分に発達しているため、免許の返納も十分に考慮することが可能だと思います。
しかし、地方に行くと簡単に免許を返納できない理由もたくさんあります。
近くに公共交通機関が無かったり、タクシーもほとんど通らなかったりするような場所では、自分で運転する車が唯一の移動手段になります。その中で、免許返納について前向きに考えることは、なかなか難しいと思います。交通費の問題もありますし…。
私の実家も北海道のド田舎にあるので、実家に帰った際に両親に聞いてみたことがありますが、免許を返納するリスクの方がでかいと言っていました。

病院にも好きなタイミングで行けないし、ましてや買い物もなかなか行けないとなると凄い困るからな~
タクシー頼んだら値段も馬鹿にならないし、金銭的にも返納すると大変になるから、今はその予定はない!

何かあった時のことを考えると車が無いと不便過ぎるのよね…。
もちろん運転技術が衰えているのは、分かるけれど…。
免許返納の恩恵
免許返納に対する恩恵は、都道府県によって異なるようです。
詳しくは、高齢運転者支援サイトをご覧ください。
- 公共交通料金○○%割引
- 提携飲食店の飲食代○○%割引
- タクシー利用券○○万円分配布
こういった恩恵がしっかりと浸透し、少しでも免許返納について前向きに考えてくれる機会が増えるいいですよね。
やはり、体力的に自身がなくなってきたと自覚していても、車を運転せざるを得ない状況を作ってしまっているのも非常に問題があると思います。
少しでも支援をしっかりとして、地方でも免許返納が進む政策をしていって欲しいと思います。
事故は起こしてからでは遅いので、未然に防ぐ努力をしていきましょう(^^)
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