みなさんは腹圧って聞いたことありますか?
なかなか理解することが難しいと言われる腹圧ですが、腹圧を理解することで、ダイエットやスポーツにおいて、大きなメリットを得ることができます。
特に、筋トレにおいては、怪我の防止や筋トレの効果を高めてくれるというメリットが存在するので、よく理解し、活用していきましょう(^^)
そもそも【腹圧】とは?
腹圧とは正確には腹腔内圧のことを言います。
普段何気なく行っている、排便や排尿は腹圧を利用していることが多いです。また女性の場合は、出産の際に腹圧をかけて分娩を行うことが重要とされています。いわゆる、いきむと言われる行為です。

イメージとしては、風船に空気が入っている状態をイメージして頂けるのが良いかと思います。
少ししか空気が入っていない風船は、表面が柔らかく、弾力性が残っています。しかし、空気をたくさん入っている風船は、表面が硬くなり、弾力性も低下しています。弾力性が少なくなっているということは、逆に言うと安定感が高まったということです。
これと同様のことをお腹で行うと、腹式呼吸してお腹に空気をため、それを体外に排出しないようにすると、お腹の内部に圧力がかかるようになります。これを腹圧が高まった状態と言います。
この状態というのは、風船と同様に弾力性が少なく、言い換えると体がしっかりとした体制で固定されている状態になります。この状態というのは様々なメリットがあります。
ちなみに腹圧のかけ方については、以下の動画を参考にしてみてください。
腹圧をかけることのメリットは?
腹圧をかけることには、様々なメリットが存在します。
姿勢が安定する
腹圧を高めることのメリットの1つとして、姿勢が安定することが挙げられます。
腹圧が高まると体幹部がしっかりと固定されるため、上体が安定します。
ジャンプ中など不安定な状態でも、腹圧を高めることで安定したプレーをできると言われています。
筋トレの場合も同様です。
腹圧を高めることで、体幹部が安定しフォームが固定されるため、安全に、そして効果的に筋力トレーニングを行うことができます。
特に、デッドリフトなど前傾姿勢で高重量を扱うトレーニングは、体幹部を固定しないと、背骨が歪曲し怪我するリスクが高くなります。
安全に効率的にトレーニングをするという意味でも、腹圧を高めることは大きなメリットがあります。
筋出力の向上
私たちの身体は、様々な筋肉が連動することで、大きな力を生み出します。
特に体幹部は、大きな筋出力を出すためにはしっかりと固定されていることが重要です。
野球のピッチャーなど腕を鞭のようにしならせて、大きな力を生み出す場合も、体の中心部である体幹というものは、しっかりと固定されている必要性があります。
筋力トレーニングにおいても同様です。
しっかりと腹圧をかけて、背骨の歪曲を防止し、腹筋と背筋を安定させることで、しっかりと狙った部位へ効かせることができるようになります。
また、筋出力が向上するため、高重量を扱える点もトレーニングにおいては大きなメリットになります。
(まとめ)腹圧をかけることで大きなメリットを得ることができる!
腹圧を理解することで、スポーツ全般において大きなメリットを得ることが出来ます。
メリットをまとめると、以下のようになります。
- 姿勢が安定する(怪我の防止)
- 筋出力の向上
注目すべき点は、怪我の防止という点でしょうか。
やはりトレーニングを継続的に行っていく上で重要なのが、以下に怪我を予防しながらトレーニングできるかということが挙げられます。
腹圧は理解すれば簡単に行えるものです。
お金も時間もかけずに実践できるので、ぜひ試してみましょう(^^)
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