ダイエットがなかなかうまくいかない人の特徴として、体脂肪のカロリーというものを意識していない人が多いです。
ダイエットとは、簡単に言うと、体重を減らすことではなく、体脂肪を減らす作業のことを言います。
単純に体重を減らしたければ、水分を取らなければ次の日には1~2キロ減っているでしょう。
しかし、それは本来のダイエットではないのです。
繰り返しになりますが、ダイエットとは、体脂肪を減らすことなのです。
体脂肪のカロリーを理解する
ダイエットをする上で必ず知っておいてほしい情報があります。それは、体脂肪のカロリーというものです。
私たちが日頃摂取している食事と同様に、体内に蓄えられている体脂肪もカロリーが存在します。
一般的に脂質は1g当たり9kcalと言われていますが、体脂肪には水分も含まれています。
そのため、体脂肪については、1g当たり7.2kcalというのが概算のカロリーになります。
つまり、体脂肪を1kg落とそうと思うと、7,200kcal必要となる計算です。
体脂肪の役割は?
実は、体脂肪は私たちの身体にとって非常に重要な存在であり、なくてはならない存在なのです。
主な役割として、以下のようなものがあります。
- 内臓のクッション材として利用される
- 緊急時の栄養源
- 体温維持(断熱材)
以上のように、健康を保つためには、体脂肪は必要不可欠です。
しかし、適度を超えて体脂肪が増えすぎると、体にとっては有害になります。内臓系の疾患から体重増加に伴う関節負担の増加など、体の内外関係なく、影響が出てきます。
どうやって体脂肪を減らすのか?
ではどうやって体脂肪は減るのでしょうか?体脂肪の減らし方は単純です。
摂取カロリーよりも消費カロリーを大きくすればいいのです。
式で表すと、
○摂取カロリー < 消費カロリー (体脂肪が減っていく)
×摂取カロリー > 消費カロリー (体脂肪が増えていく)
となります。見て分かるように、減らし方は非常に単純です。
車と同じように燃料が切れると私たちは活動することができなくなります。ここで言う燃料とは、食べ物から摂取するカロリーのことです。
このカロリーが不足すると、他のエネルギーで補う必要が出てきますが、その一つが体に蓄えられている体脂肪なのです。
要するに、わざとガス欠をすることで、補助燃料である体脂肪を燃やしてあげるのです。
ちなみに体脂肪を燃やすためには、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回らなければ、どれだけ食べても大丈夫です。あくまでもカロリーの範囲内であれば、和・洋・中、脂っこい物、デザートなども可能です。
また、消費カロリーは運動等で増やすことは可能なので、摂取カロリーが超えてしまった場合も、リカバリーは可能です。
ちなみに自分の消費カロリーの目安を知りたい場合は、以下のリンクを参考にしてみてください(^^)
体脂肪はいきなり減らないことを理解する!
体脂肪のカロリーから分かるように、1~2日で体脂肪は一気に落ちません。
飲まず食わずを3日続けてようやく、1kg体脂肪が落ちるかどうかです。
まずは、この事実を認識しましょう。
体脂肪を1kg落とそうと思ったら、どんなに短くても1~2週間程度は見といた方がよいでしょう。それでも、短期間なダイエットと言えますが…。
単純な計算ですが、消費カロリーよりも400kcal少ない摂取カロリーで生活した場合、体脂肪を1kg落とすのには、以下の計算式より、
(体脂肪1kg)7,200kcal ÷ 400kcal = 18日
18日間かかるのです。約2週間半です。
よく専門家の方がダイエットは長期的にやらなければ駄目だという意味がわかったでしょうか。
長期的にやらなければ駄目ではなく、長期的にやるしかないのです。
継続は力なりです。ダイエットも継続が鍵を握っています。
地道に少しずつ体脂肪を燃やしていきましょう!(^^)
- 体脂肪1kg当たり7,200kcal
- ダイエットは、体重を減らすことではない。体脂肪を減らすこと!
- ダイエットは、消費カロリー > 摂取カロリーのルールを守るだけ!
- ダイエットは長期的にやるしかない!継続が鍵!
コメント